辻元清美国土交通副大臣は31日、所属する社民党の連立離脱に伴い前原誠司国交相へ辞表を提出した後、駆けつけた数十人の報道関係者に対して会見に応じた。ときおりこみ上げる涙をこらえながら、「社民党も連立政権の一角にいたのに(米軍普天間飛行場移設問題で民主党を)止められなかった。沖縄のみなさんの思いを果たせなかった責任がある」と認め、「現場の第一線で取り組めなくなったことが一番心残り」と悔しさをかみしめた。一問一答は以下の通り。
−−先ほど前原に辞表を提出された。率直な気持ちを
(キリッと前を向いて)
「辞表は非常に残念な気持ちだ。しかし、これからも国交省でやってきた仕事を続けていただきたいし、私も新しい立場で一緒にやっていきたいなあという意味では、新しい関係のスタートだと思う」
−−前原大臣からはJALの話や、ねぎらう言葉も多くあった
「国交省の行政が代われば日本がかわる、と思いながらやってきた。就任直後からJAL問題や(八ツ場などの)ダム問題、難問が山積だった。一つ一つ国交省の職員のみなさんが一丸となって、新しい前原丸の羅針盤を設定して走ってきた。JR不採用問題は23年間こじれていた問題だったが、政権交代して和解に結びつけることができた」
−−社民党の連立離脱ということで、辻元さんにとってはつらい選択だったと思う
「(感情を表に出さず)社民党の枠として国交副大臣のポストをいただいていた。政権を離れならポストを返上することが筋だ。思い残すことはたくさんあるけれど、これはこれで、けじめをしっかりつけることが大事だと考えた」
−−今日も登庁するときに警備員と握手したり、ヤクルトのおばちゃんも涙ぐんでいた
「本当に多くのみなさんにささえられた。関係者のみなさんとひとりひとり、対等な人間同士としてつきあっていきたいとおもってきた。官僚たたきみたいなことがあったけれど、官僚のみなさんも、ヤクルトを毎日はこんでくれる人も、衛士のみなさんも、みんな同じ人間として『日本をなんとかせなあかん』という気持ちは同じだと接してきた」
−−一人一人の顔が浮かぶとこみ上げてくるものもあるのでは
「あります(目に涙をためて)我慢してます(笑)」
「(気を取り直して)本当に国交省のチャレンジングだったと思うし、これからも続いていくと思う。そういう意味では立場が変わっても支えいきたい。年越し派遣村で厚労省と一緒にプロジェクトを立ち上げたり、温暖化対策など、省庁横断的に、他省の副大臣にご協力いただいた案件もたくさんある。引き続き、新しくこられた方にもぜひ精力的にやっていただきたい」
−−8カ月の副大臣の仕事で一番思い出に残ったことは何か
「JALの再建問題。昨年は非常に厳しい状況だった。国民目線に立った解決とはどういうことか、本当に公的な資金で援助することがただしいのか、JALが止まってしまったら日本経済へ与える影響も大きいし、日本の信用力も落ちるんじゃないかというジレンマのなかで、最終的に法的整理と裁判所の関与をいれた整理にもっていけたことはみなの協力のおかげだ。あのころは寝ていませんでした(苦笑)。JALXデーの日、省をあげて一機も飛行機を止めるなということで対応した。厳しかったけれど、みんなで力をあわせたひとつの証だ」
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posted by ハトリ ヒロユキ at 21:45|
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